大阪市 平野区 のだ耳鼻咽喉科 耳鳴外来 中耳炎 めまい

のだ耳鼻咽喉科

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よくある質問|大阪市平野区 のだ耳鼻咽喉科|耳鳴・中耳炎・めまい・睡眠時無呼吸症

 

Q

アレルギー性鼻炎は治らないのですか?

A

アレルギー性鼻炎は、風邪のように1週間で治る、というものではありません。

慢性の状態なので、気長に治療することが必要になります。「今年急になった」「去年まで、全然アレルギー性鼻炎なんかなかったのに」とおっしゃる患者さんが多くおられます。急になったように見えても、実は気づかない間に体の中で病気の準備が進められている事が多いのです。

病気の準備があるレベルを超えた時に、突然に症状があらわれます。だから急になったように感じるのです。アレルギーを起こしている原因を突き止めて、まず症状を抑えることからはじめましょう。上手に病気をコントロールし、病気を進行させないことが重要です。放っておくと蓄膿(副鼻腔炎)や肥厚性鼻炎、滲出性中耳炎になってしまい、手術が必要になります。

幸いにも、現在は内服薬をはじめ様々な治療が進歩しています。長期的に治療を行えば、快適な状態を保つことができます。

Q

鼻炎のお薬をずっと飲んでいても大丈夫ですか?

A

アレルギー性鼻炎については、殆どのお薬は長期に内服しても問題ありません。慢性の病気なので、長く飲んでも大丈夫なように作られているわけです。しかし、お薬によっては短期間に限る方がよい場合もあります。ステロイドを含むお薬などがそうです。

長期にわたって飲めるお薬、短期間だけ飲むお薬を上手に使い分けて治療することが必要です。

Q

抗生物質をずっと飲んでいるのですが、大丈夫でしょうか?

A

抗生物質は、細菌感染を治療するお薬です。扁桃炎のように急な炎症に対しては、抗生物質は1週間から2週間くらいまでの投与が目安です。

一方、蓄膿(副鼻腔炎)などの慢性の炎症には、マクロライド系という抗生物質を長期間、少量ずつ飲む必要があります。
数ヶ月飲まなければならない場合もあります。

副鼻腔炎は以前は手術によって治療することが多かったのですが、マクロライド系抗生物質の登場によって手術をせずに治療できる場合が増えてきました。ただ、長期間の治療を頑張る必要があります。このように同じ抗生物質でも色々な種類があります。お医者さんは、抗生物質の性質により使い分けていますので、疑問に思うことがあれば尋ねてみましょう。

Q

アレルギー性鼻炎のお薬を飲むとお薬に頼るようになりませんか?

A

「お薬を飲むとお薬に頼ってしまうので、なるべく飲まないようにしています」とか「お薬を飲みすぎるとだんだん効かなくなるのでは?」という患者さんがよくおられます。
アレルギー剤には、「麻薬」のような依存性、耐性はありません。「麻薬」や「睡眠薬」などに見られる、「麻薬中毒」とか、「睡眠薬の依存性」といった問題はないのです。
むしろ、お薬を続けることで長期的に病気の改善をもたらす場合が多いと言えます。
逆にほうっておいて得なことは何もありません。鼻炎を放置しておくと蓄膿(副鼻腔炎)、肥厚性鼻炎、中耳炎などになります。
例えば「鼻づまり」は放置しておくと悪化して、お薬だけでは鼻づまりが治らなくなります。

◇「鼻づまり」は鼻の粘膜が腫れることで起こります。
初期には、お薬だけで鼻づまりが取れるのですが、放置しておくと粘膜の腫れがとれなくなります。腫れたままで固定してしまうのです。これを肥厚性鼻炎といいます。そうなると手術で粘膜を削るしか方法がありません。手術が必要なほど悪化した患者さんは、とても多いのです。そうなる前に、きちんとお薬で治療を続けておく、ということが大切です。

◇お薬を飲まずに我慢して、得することは何もありません。
私はいつもこのように患者さんに説明しています。我慢しないで、お鼻をすっきりさせることが、体にも良いのです。